よりみちの想い
小学生の頃、家から学校までの道は、鬼ごっこや秘密基地づくりを楽しむあそび場でした。
そして、ひとりで虫とりに夢中になっているときには
「学校、遅刻しちゃうわよ~」と近所の方に声をかけてもらえる温かな場所であり
学童からの帰り道は、暗くて不安な気持ちを
友だちみんなと手をつなぎあうことで「また、明日~!」と笑顔になれる場所でした。
思う存分、遊び尽くした子ども時代・・・
安心して「寄り道」を楽しんだ記憶が、指導員としての原動力にもなっています。
今まで、いろんなこどもたち、たくさんの保護者との出会いがありました。
じっとしているのが苦手だったり、
気持ちを言葉にするのが苦手で、注意されることが多くて辛い思いをしてきた子、
家族や友だちとの関係で悩んでいる子。
保護者の皆さんも、初めての子育てでの悩み、兄弟との違いへの戸惑い、
仕事との両立の大変さ、職場での悩み、家庭の悩み・・・
大人もこどもも、たくさんの不安を抱えながら、日々、生活しています。
そういった不安も「よりみち」で出しあって、
みんなで助けあい、笑いあっていけるように、
こどもたちには、ここで過ごす時間はできるだけ、
自分の好きなこと夢中になれることを楽しんでほしいなと思っています。
もちろん、の~んびりしたいときには、まったりタイムを楽しんでほしいです♪
指導員も、こどもたちが好きなことを一緒に楽しみ、
苦手なことも一緒に取り組みながら、
一人ひとりのことを知る時間を大切にしていきたいと思っています。
保護者の皆さんから、お子さんのことを教えていただきながら、
地域の中で、共に子育てをしていきたいと思っています。
